CMSや開発技術は、制作会社の得意不得意や流行ではなく、Webサイトの目的、更新内容、運用体制、セキュリティ、速度、将来の拡張性から選定します。

結論

「有名だから」「多くの会社が使っているから」という理由だけでCMSを決めません。最適な技術は案件ごとに異なります。

CMSは目的ではなく、運用を実現する手段

CMSを導入する目的は、管理画面を持つことではありません。必要な情報を、担当者が、適切な頻度で、安全かつ継続的に更新できる状態を作ることです。

更新しないページまでCMS化すると、開発費や保守負担が増えます。反対に、更新頻度が高い情報を制作会社に依頼し続ける設計では、運用が止まります。

技術選定で確認する8項目

01

事業目的

情報発信、集客、EC、会員、業務管理など何を実現するか。

02

更新内容

誰が、どのページを、どの頻度で更新するか。

03

操作性

担当者が日常業務の中で無理なく使えるか。

04

表示性能

速度、安定性、モバイル閲覧に適するか。

05

セキュリティ

更新管理、脆弱性対応、権限管理が適切か。

06

拡張性

多言語、会員、外部連携、業務システムへ発展できるか。

07

保守性

アップデート、障害対応、長期運用の負担は妥当か。

08

総費用

初期費用だけでなく、運用・更新・改修費を含めて判断する。

主な技術の選定方針

Evolution CMS

一般的な企業サイト、更新性、表示速度、管理画面の分かりやすさを重視する案件に適します。必要な機能だけを構築しやすく、過剰なプラグイン依存を避けやすいCMSです。

MODX Revolution

中規模サイト、多言語、複雑な情報構造、柔軟なテンプレート管理が必要な案件で検討します。

Drupal

会員、権限、データベース、複雑な業務フロー、高度な拡張性が必要な大規模案件に適します。

Shopify

標準的なEC機能、決済、在庫、外部サービス連携を活用し、短期間で安定したEC運営を行う場合に適します。

スクラッチ・Webアプリ

既存CMSやSaaSでは業務要件を満たせない場合に、責任範囲と保守体制を明確にして開発します。

WordPressを一律に否定しない

WordPressは、多数のテーマやプラグイン、利用者、情報があるCMSです。条件が合えば有効な選択肢です。

一方で、プラグイン依存、更新管理、脆弱性対応、表示速度、管理画面の複雑化が課題になる案件もあります。アンドワンでは、WordPressありきでも、WordPress排除ありきでもなく、運用条件から判断します。

外部サービス・API利用時の判断

予約、決済、在庫、CRM、SNS、生成AIなどの外部サービスを利用する場合は、利用規約、料金変更、障害、仕様変更、データ管理、責任範囲を確認します。

外部APIを利用すれば安価になるとは限りません。連携開発、例外処理、保守、サービス終了時の移行まで含めて費用とリスクを判断します。

更新企画まで設計しなければ、CMSは使われない

管理画面を渡すだけでは、更新は継続しません。誰が、どの資料をもとに、どのタイミングで、どの承認を経て更新するかを制作時に決める必要があります。

CMS選定と同時に、更新項目、入力欄、権限、確認フロー、公開手順を設計します。

関連ページ

WEB STRATEGY CONSULTATION

何を作るかではなく、
何を変えたいかからご相談ください。

問い合わせ、採用、ブランド、業務改善など、実現したい事業目的から整理します。

Web戦略を相談するお問い合わせ